【WS|企画・講師】さかえegaoプロジェクト《egaoフェスティバル/We ×アーティスト》『からだでおしゃべり♪からだでおえかき』(2025/8月~9月)

障害の有無を越えた福祉×アートの活動を長年続けられている〈さかえegaoプロジェクト〉さんにお声掛けいただき、横浜市・栄区にて全7ヵ所の福祉施設でのWS『からだでおしゃべり♪からだでおえかき』を実施しました!

主に精神障害を抱える方々の事業所やグループホームなどを巡り、一人一人とのからだを通したふくよかな出会いの時間を作ることができました🦢福祉施設でメインファシリテーターを務めるのは初めての経験でしたが、精神障害・知的障害・中途障害など、多様な特性を持つ場で、誰もが持っているそれぞれのからだをのびのび味わい、からだと仲良くなる時間にできたらと思いワークを紡ぎました。大きな紙の上でからだの形を縁取るように絵を描く“からだでお絵描き”では、7ヵ所の個性に満ちた大作が生まれました🌳

これまでペンを取ることがなかった方が生き生きと線を描き、いつもはお部屋に籠りがちだった方が見たことのない笑顔でからだを動かしていたと伺い、障害の有無に関わらず、ダンスにはすべての人のからだや心をやわらかくひらき繋ぐ力があるのだと、改めて実感しました🪻参加者のみなさんのからだをはみ出すエネルギーの輝きを受け取り、少しの工夫やアイデア、誰かと力を合わせるやさしさがあれば、アートにおいて“できない”ことはなにもないのだと感じています。

安心して楽しめる場を支えてくださった職員のみなさん、温かなサポートをしてくれたアシスタントの中村理さん!そしてからだで出会ってくださった参加者のみなさん、本当にありがとうございました◎完成した作品は、来年1月〈egaoフェスティバル〉〉@栄区民センターリリスにて展示されます!ぜひ遊びにきてください🫶

ここからは少し個人的な話になりますが、私には障害を抱えたきょうだいがいます。家族として様々な困難や複雑な思いを抱えながら、長く離れて暮らしています。今回このような形でこれまでやってきたダンスを通して、障害を抱える方と一緒に素敵な時間を作ることができたことは私にとって特別なうれしさがありました。また、私にとっては個人的な、閉じられた問題として長年傍らにあった“障害”というものを、ダンスを媒介に社会的な視点から捉え直す機会にもなりました。これまで障害者の家族として少なからず感じてきた、障害を抱える方と社会とのあいだにある目に見えない冷たい壁のようなものを、ゆるやかに溶かしてゆく力がアートにはあるのかもしれないと感じました。小さくても自分にできることをゆっくり探し、考え続けてゆきたいです🐌

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